『世界がひとつになるまで』は、2002年5月にジャニーズJr.内ユニット「Ya-Ya-yah」のデビューシングル『勇気100%/世界がひとつになるまで』の両A面楽曲として世に送り出されました。当時、メインボーカルを務めた薮宏太さん(現Hey! Say! JUMP)と赤間直哉さんの類まれなるハイトーンボイスは、聴く者の心を一瞬で掴む純粋無垢な輝きを放っていました。
NHK Eテレで放映されたアニメ『忍たま乱太郎』の第10期エンディングテーマとして起用されると、アニメーション内でキャラクターたちが歌詞に寄り添いながら手話を行う演出が話題を呼びました。単なるアイドルソングの枠を超え、日曜夕方のお茶の間から学校教育の現場へと一気に浸透していった背景には、視覚と聴覚の双方から訴えかける緻密なメディア演出がありました。
当時の音楽プロデューサー関係者は後の取材で「少年期の限られた期間にしか出せない奇跡的な声変わり前のボーカルと、普遍的な平和のメッセージが奇跡的な調和を生んだ」と振り返っています。