SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを検証すると、毎年12月31日から1月2日にかけて「ダイソーに行ったら閉まっていた」「お年玉袋が買えなくて詰んだ」という悲鳴が数多く投稿されています。現場で一体何が起きているのか、利用者の生々しい体験談と店側の実情を照合すると、見落としがちな3つの盲点が浮かび上がってきます。
第一の盲点は、大晦日の日没直後に発生する駆け込み需要の崩壊です。SNS上の声では「12月31日の19時過ぎに掃除用スポンジとゴミ袋を買いに走ったら、すでに真っ暗だった」という投稿が散見されます。普段なら21時まで開いている店舗でも、大晦日だけは従業員を年越し前に帰宅させるため、18時台に施錠される店舗が珍しくありません。仕事納めや大掃除の途中で買い足しに出かける人は、このタイムラグによって致命的な空振りを喫することになります。
第二の盲点は、季節商品の壊滅的な品切れです。「元日営業しているイオンのダイソーに駆け込んだものの、お祝い箸やポチ袋、祝儀袋のコーナーが跡形もなく空っぽだった」という証言が多数見られます。年末年始の定番アイテムは12月中旬から下旬にかけて売れ行きのピークを迎え、大晦日当日には在庫が払底しているケースが大半です。たとえ元日に店舗が開いていたとしても、求めている「正月用品」が棚に残っている保証はどこにもありません。
第三の盲点は、いわゆるダイソー初売りセールに対する過度な期待です。一部の利用者は「元日に行けばお得な福袋やセール品があるのではないか」と期待しますが、基本的にダイソーでは全店規模での福袋販売や大々的な値引き初売りセールは実施されません。通常商品が100円(税抜)均一であることが本質であるため、百貨店や家電量販店のような特別な初売り特典を求めて並ぶのは得策ではないと言えます。