2011年にメジャーデビューし、第53回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞したフェアリーズ。圧倒的な歌唱力とダンスクオリティを誇ったグループが、なぜ2020年に事実上の活動停止・解散へ至ったのか。その経緯には当時の音楽市場の構造変化と、メンバー個々の人生設計が深く関わっています。
公式発表資料および当時の報道によると、2020年6月に林田真尋、伊藤萌々香、野元空の3名が所属事務所との契約を終了。井上理香子は芸能界を引退し、下村実生のみが残留する形となりました。この決断について、当時の関係者筋は「不仲による空中分解ではなく、20代を迎えたメンバーたちが将来のキャリアを模索した結果の自然な結論」と証言しています。
10代前半からメジャーの第一線で走り続けてきたメンバーたちは、グループという枠組みを超えて「女優として勝負したい」「表現者として個人の幅を広げたい」という個別の課題に直面していました。林田自身も手記やインタビューで、フェアリーズ時代の濃密な経験への感謝を口にしつつ、「自分自身の力で新しいエンターテインメントに挑戦したい」という強い独立心を行動で示しています。