巨大水族館がエンタメ路線を競い合うなか、すさみ町立エビとカニの水族館が独自のポジションを築いている最大の理由は「徹底した専門性とニッチへのこだわり」にあります。もともとは1999年の南紀熊野体験博でプレハブ展示として誕生し、旧江住中学校の体育館を経て、2015年に複合観光拠点「道の駅すさみ」敷地内へと移転オープンしました。
日本近海に生息する世界最大の節足動物であるタカアシガニ 展示から、陸上最大の甲殻類であるヤシガニ、古代の姿をそのまま残すカブトガニまで、甲殻類だけで約150種を一堂に集めたコレクションは世界有数の規模を誇ります。生き物の生態や習性をユーモアたっぷりに伝える手書きPOPや、スタッフの深い愛情が伝わるレイアウトが来館者の心を掴み、各種メディアやSNSで拡散され続けています。