自らの名義で契約できない暴力団関係者が手を染めるのが、知人・親族・関連企業の役員らを隠れ蓑にした「名義貸し」です。しかし、警察当局はこの迂回ルートに対しても極めて厳しい監視の目を光らせています。
過去に多発したレクサス名義貸し逮捕事例では、指定暴力団幹部に使用させる目的を隠し、知人女性や知人の会社経営者名義で高級SUV「レクサスLX」やフラッグシップ「レクサスLS」の購入契約を結んだケースで、実質的使用者である暴力団員だけでなく、名義を貸した一般人も詐欺容疑の共犯として逮捕されています。取り調べにおいて「頼まれて名前を貸しただけ」「反社とは知らなかった」と供述しても、実質的な使用実態や資金の流れから故意が認定されれば前科がつく極めて重いリスクを背負うことになります。
また、反社会的勢力と自動車を巡る近年の問題として見逃せないのが、レクサスLX盗難と反社会的勢力の接点です。CANインベーダーやリレーアタックを駆使した組織的窃盗グループの背後には、盗難車両を違法ヤードで解体・偽造して海外へ密輸出する地下経済ネットワークが存在し、これが暴力団の有力な資金源の一つとして警察当局からマークされています。