市場を牽引する二大通貨は、その目的も設計思想も大きく異なる。ビットコイン (Bitcoin) が発行上限2100万枚という厳格なルールに基づき「デジタルゴールド」としての価値保存を目指す一方、異なるアプローチで急成長を遂げたのがイーサリアム (Ethereum) だ。
若き天才プログラマーのヴィタリック・ブテリンによって考案されたイーサリアム (Ethereum) は、単なる決済手段にとどまらない。契約を自動執行する「スマートコントラクト」を備え、分散型アプリケーションを構築するための巨大なプラットフォームとして機能する。この技術が基盤となり、Web3の世界観や、金融仲介者を介さない分散型金融 (DeFi) という巨大なエコシステムが花開いた。