来場前に多くの利用者が疑問を抱くのが、館内の持ち込み規制やドレスコードに関する厳格な運用ルールです。ネット上では「昔はお菓子や飲み物を持って入れたのに」「お弁当を没収された」という投稿が見られますが、スパワールド飲食持ち込み禁止の理由には、施設側の明確な衛生管理方針が存在します。
温浴およびプールという高温多湿な環境下において、外部からの食中毒持ち込みリスクを排除することは施設運営上の最優先命題です。また、過去に多発したゴミの放置や、プールサイドでのガラス瓶破損といった安全面・清掃コストの問題も背景にあります。現在、館内への飲食物の持ち込みは原則として厳格に禁止されており、エントランス付近での手荷物確認が実施される場合もあります(※乳幼児の離乳食やアレルギー対応食、水分補給用のペットボトル等を除く例外あり)。かつてのような「持ち寄りピクニック感覚」での利用は一切通用しない点に留意しなければなりません。
また、インバウンド観光客の増加に伴い議論が白熱しているスパワールドタトゥー入場基準についても、明確な境界線が引かれています。公式方針として、入れ墨・タトゥー(シール・ペイントを含む)のある方の入館は固くお断りされています。国内の多くのスーパー銭湯と同様、他のお客様への威圧感排除と風紀維持を目的とした措置です。近年、外国人客向けに指定のカバーシール(8cm×10cm程度)で完全に覆い隠せる場合に限る特例措置を一部実証・導入する動きも見られますが、広範囲のタトゥー露出は退館処分の対象となります。「リゾート化されたからタトゥーも自由になった」という誤解は禁物です。
さらに見落としがちな盲点が「途中外出ルール」です。日帰り入館の場合、一度退館すると再入場はできません。「昼に一度外へ出て新世界で串カツを食べ、戻ってきて夜まで風呂に入る」というプランは、後述する宿泊客を除いて原則不可能です。この仕様を知らずに来場し、スケジュールが狂ってしまうケースが多発しています。