「昔食べたU.F.O.と何かが違う」「ソースがくどくなった気がする」という消費者の声は、単なる懐古趣味や気のせいではありません。日清焼そばU.F.O.は半世紀近い歴史の中で、時代ごとの嗜好トレンドに合わせて幾度もの大胆なフルモデルチェンジを断行してきました。
ネット上で「改悪」「まずい」と評される背景には、主に以下の3つの構造的要因が関係しています。
1. 「極太ストレート麺」への刷新と昔ながらの縮れ麺とのギャップ
日清食品は2009年以降、麺の製法を大幅に刷新し「3層太ストレート麺」を導入しました。これにより、従来のカップ麺特有の「油揚げ縮れ麺」から、生麺のようなモチモチ感と強いコシを持つ本格派の麺へと進化を遂げました。しかし、昭和・平成初期のジャンクで軽快な縮れ麺に親しんでいた古参ファンからは、「ソースが麺に絡みすぎる」「昔のチープながら癖になるスナック感が失われた」という戸惑いの声が上がることとなりました。
2. 「濃い濃い濃厚ソース」による酸味とガーリック感の尖鋭化
看板コピーにも掲げられている「濃い濃い濃厚ソース」は、鉄板で炒めたような香ばしさとロースト感を強調するため、ガーリック・オニオンをベースにした香り高いオイルと複数のスパイスをブレンドしています。この際、フルーティーさを際立たせるために配合されている「酸味成分」が、人によっては「ソースが酸っぱすぎる」「ツンとした刺激が鼻につく」とネガティブに知覚されるケースがあります。
3. 油脂感と塩分設計による「胃もたれ・油っぽさ」の体感
現代のU.F.O.は食べごたえを最大化するため、調味油のコクと濃厚な旨味エキスを前面に押し出しています。若年層やガッツリ系を好む層には絶大な支持を得ている一方、30代後半以降のユーザーやあっさりしたソースを好む層からは、「油っぽくて途中で飽きる」「完食後に胃もたれする」といった意見が散見されます。