この寺院の信仰の核心であり、最高峰の祈願とされるのが「浴油祈祷」である。秘仏である大歓喜天に対し、温めた純粋な清油を柄杓ですくい、何度も浴びせかけながら一心に祈りを捧げる密教の極秘修法だ。
「願掛けの最後の砦」と称される理由は、その圧倒的な厳格さにある。祈祷は僧侶の手によって毎朝絶えることなく、7日間にわたって連続で行われる。参拝客が自ら立ち会うことは許されず、内陣の深奥で静寂のうちに執り行われるのだ。
実際に願掛けを行った参拝者からは、「長年停滞していたビジネスの交渉が突然動き出した」「膠着していた人間関係に劇的な変化があった」といった驚きの声が絶えない。絶大なパワーを持つ大歓喜天は、真摯な祈りに対して恐ろしいほどの速さで応えてくれると信じられている。ただし、生半可な気持ちで祈願することは禁物だ。強い覚悟と感謝の心が求められる。