世界各地で開催されているスタジオジブリの回顧展や展覧会においても、本作の宣伝美術は高い評価を受けている。特に原画や当時の色指定紙の展示では、印刷プロセスにおいてどのように光と影がレイヤー化されていたのかを間近で確認することができる。
展示会場を訪れた若い世代の観客からは、「ポスターの仕掛けを知ってから見直すと、ふたりの笑顔が切なすぎて胸が締め付けられる」「単なる昔の映画ポスターではなく、現代のアートとしても極めて完成度が高い」といった声が聞こえる。何年経っても古びることのないグラフィックの強靭さがそこにはある。