人間関係で痛い目を見続ける人には、性格の善し悪しとは別の「思考の偏り」が見られます。騙されやすい人の傾向を分析すると、共通して3つの心理的罠に囚われていることが分かります。
第1の共通点は、「自分にとって都合の良い人間であってほしい」という願望の投影です。孤独感や自己評価の低さを抱えていると、甘い言葉で自分を認めてくれる相手に出会った際、警戒心が麻痺してしまいます。相手の客観的な人格を見ているのではなく、「自分を満たしてくれる存在」という幻想にすがりついてしまうのです。
第2の共通点は、人を見る目がない人の共通点でもある「減点法ではなくゼロサム思考で人を見る」点です。一度良い人だと信じ込むと、明らかな不審点があっても「何か理由があったはずだ」と相手を擁護してしまいます。境界線(バウンダリー)が曖昧で、他人の感情や問題を自分のことのように背負い込んでしまうタイプも、搾取的な人物のターゲットになりやすい典型です。