結論から明かすと、フジテレビ系列で1997年に放送され伝説的ヒットを記録した『ギフト (ドラマ)』、そして2024年にテレビ朝日系列の木曜ドラマ枠で放映され大きな話題を呼んだ『グレートギフト』のいずれも、既存の漫画や小説といった原作は一切存在しません。どちらの作品も、テレビ局とクリエイターがゼロから組み上げた完全オリジナル脚本のサスペンスドラマです。
ヒット作の多くが人気漫画や大賞受賞小説を映像化する現代において、完全オリジナルの作品がこれほどの熱量を持って迎えられるのは異例と言えます。「もしかして漫画版があるのでは?」と探す視聴者が後を絶たないのは、登場人物たちの重厚な心理描写や、緻密に計算されたプロットが文芸作品と同等以上の奥行きを備えているからに他なりません。