物理的なメカニズムの背後には、脳内で分泌される神経伝達物質の存在がある。その代表格が「ドーパミン」だ。
ドーパミンは、何かを欲しているとき、新しい発見に胸を躍らせているとき、あるいは明確な目標に向かって行動しているときに大量に放出される。この物質が脳内を駆け巡ると、集中力が跳ね上がり、眼球運動を司る動眼神経や表情筋のトーンが高まる。
情報過多と言われて久しい現代において、受動的にスクロールを続けるだけの生活ではドーパミンのポジティブな循環は生まれにくい。自発的に面白みを見出し、未知のリスクを恐れずに探求を続ける人物の瞳には、内発的動機づけに基づく確かなエネルギーが宿る。ドーパミンこそが、瞳の 奥深くに差す光の源泉なのだ。