北海道の冬を乗り切るうえで、全天候型の地下ネットワークは生命線と言っても過言ではない。氷点下の風が吹き荒れる日や猛吹雪に見舞われた朝でも、地下鉄のホームから商業施設、バスターミナル、各種施設へと一度も地上に出ることなく移動できる構造は圧倒的な安心感をもたらす。
2026年までに完了した地下通路のリニューアルでは、路面凍結を防ぐ省エネ型融雪システムや、段差を完全に排除したバリアフリー設計が徹底された。過酷な気象条件をいかに快適さへと転換するか。北国の都市づくりの知恵と技術が、足元に広がる地下空間にしっかりと息づいている。