実際、リアルな日常メイクにおいてもこの変化は顕著だ。Z世代から大人世代まで、自身のパーツを否定しない「セルフラビング・メイク」が定着している。
具体的には、マットなリップで唇の輪郭を曖昧にするのではなく、シアーなグロスやヌーディなトーンを使って、口元全体をナチュラルに際立たせるスタイルが流行中だ。鼻下から口元にかけての余白を無理に埋めようとせず、アイメイクや眉の形とのバランスを取ることで、都会的で洗練された雰囲気が完成する。美容業界誌の編集者は「パーツの『欠点』とされてきたものを、スタイリッシュな『フック』として捉え直す若者が増えている」と語る。