日本マクドナルドは2017年4月4日をもって、「クォーターパウンダー・チーズ」および「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」の国内販売を終了しました。全国のファンに大きな衝撃を与えたこの決断の背景には、単なる売上の増減にとどまらない、同社の経営再建戦略が深く関係しています。
最大の要因とされているのが、厨房オペレーションの効率化と提供スピードの改善です。クォーターパウンダー専用の「4分の1ポンド(約113.4g)パティ」は、通常メニューで使用される10分の1ポンド(約45g)パティとは焼き時間も専用グリル設定も異なっていました。混雑時に特殊な調理工程が挟まることで、ピーク時のキッチン動線に大きな負荷がかかっていたのです。
さらに、当時のマクドナルドは「グラン」シリーズ(後のサムライマックへ繋がるプレミアム路線)の投入を控えており、原材料の管理コスト最適化とメニューラインナップの刷新を断行するタイミングでした。公式発表では「レギュラーメニューの刷新に伴うもの」とアナウンスされましたが、実質的には店舗運営効率の極大化を図るための構造改革が終売の引き金となりました。