2020年末をもってグループとしての活動を一時休止した嵐。その決断以降、メンバーそれぞれが新たな道を模索するなか、松本潤が注力したのは「創り手」としての視点を深めることだった。コンサート演出で長年培った鋭い美意識は、自身の活動のみならず、後輩たちの大型ライブ演出などでも遺憾なく発揮されている。
表舞台に立つ演者でありながら、客席の最前線から最後列までの視線を緻密に計算し尽くす。照明一つ、音響のわずかなズレ一つにも妥協を許さない真摯な姿勢は、エンターテインメント業界のクリエイターたちからも絶大な信頼を寄せられている。裏方に徹する際の見せる目つきには、職人としての静かな執念が宿っている。