友人という一言では括れない人間関係の広がり。当然、予算のラインも関係性の深さによって細かく分かれる。全日本冠婚葬祭互助協会などの意識調査や業界の通例を紐解くと、現代の一般的な相場がくっきりと浮かび上がってくる。
高校や大学時代からの親友であれば、10,000円〜20,000円程度が標準的な相場とされる。特に学生時代からの強い絆で結ばれた親友に対しては、相手のリクエストを直接聞いて少し奮発した品物を贈るケースも少なくない。一方、普段から頻繁に連絡を取り合う一般的な友人なら5,000円〜10,000円、近所の付き合いや子育てコミュニティで知り合ったママ友なら3,000円〜5,000円が周囲に気を遣わせない絶妙なラインだ。
職場やサークルの仲間など、複数人で贈る「連名」の場合はどうだろうか。この場合、1人あたり1,000円〜3,000円程度を出し合い、合計で10,000円〜3,000円程度の高品質なアイテムを取り揃えるのがスマートとされる。無理のない出資で豪華なお祝いを実現できるため、連名スタイルは双方にとってメリットが大きい。古くからの冠婚葬祭マナーを守りつつも、相手との距離感を客観的に見極める視点が不可欠である。