どれほど正確に麺を茹でても、ソースの量とのバランスが崩れるとパスタの完成度は著しく低下します。市販のレトルトパスタソースは、1袋あたり120g〜140g(ミートソースやカルボナーラなどの具材・水分を含む重量)に設計されているものが主流です。
この市販ソース1パックに対して最も相性が良い乾麺の分量は90g〜100gです。もし大盛り(130g以上)の麺に対して1パックのソースを絡めると、ソースの水分と塩分が麺全体に行き渡らず、後半に味が薄くパサついた仕上がりになってしまいます。
ソースの系統によっても麺の分量を微調整するのが料理人の鉄則です。ペペロンチーノなどのオイル系パスタは乳化した茹で汁と油が麺をコーティングするため麺100gでも軽快に食べられますが、生クリームやチーズを多用する濃厚なカルボナーラは脂質が高いため、麺を80g程度に抑えた方が最後まで重さを感じずに美味しく食べ切ることができます。