私立歯学部への進学で避けて通れないのが莫大な金銭的コストです。朝日大学歯学部の学費と特待生制度は、全国の私立歯学部29校の中でも「比較的学費が安価なグループ」に分類されます。6年間の学費総額はおよそ2,000万円前後に設定されており、3,000万円超が当たり前の私立歯学部業界においては良心的な価格設定といえます。
さらに、一般選抜や大学入学共通テスト利用入試の成績優秀者を対象とした特待生制度(学費減免措置)が用意されており、条件を満たせば国公立並みとはいかないまでも、大幅な負担軽減を受けることが可能です。「一般家庭のサラリーマン家庭出身者でも通えるのか?」という問いに対しては、教育ローンや奨学金、特待生枠を活用して通学している学生が実際に一定数存在します。
しかし、ここで最大の落とし穴となるのが「留年コスト」です。1年留年するごとに年間約300万〜400万円の学費が追加で発生し、さらに下宿費や生活費が上乗せされます。家庭社会学の観点から見ても、想定外の留年は親子の経済的境界線を破壊し、深刻な家庭内不和や経済的困窮(親の老後資金の枯渇など)を引き起こす典型的なリスク要因となり得ます。「学費が比較的安いから」という理由だけで安易に進学し、2回・3回と留年を重ねて数千万円の負債を抱えたまま退学に至る悲劇だけは絶対に避けなければなりません。