広瀬ゆうを巡る言説のなかで、特に過熱したのが「マスクを外したら別人だったのではないか」「逮捕時の報道写真と動画の印象が違いすぎる」といった、ネット掲示板やSNS上でのルッキズムに根ざした噂です。
インターネット上では、逮捕直後の警察車両に乗る瞬間の不意打ちショットや、ノーメイクに近い状態で撮影された報道写真が出回りました。これを見た匿名掲示板(5ちゃんねる等)のユーザーからは「想像と違った」「完全にマスク詐欺だった」という辛辣な書き込みが相次ぎました。
しかし、こうしたネットの極端なバッシングには大きな偏見が含まれています。プロのメイクアップアーティストや映像クリエイターの視点から分析すると、以下の実態が浮かび上がります。
第一に、YouTube動画における彼女は「リングライトの直射」「美肌補正フィルター」「骨格をカバーするマスクの角度」「入念なアイプチとハイライト」を計算し尽くして撮影されていました。これは現代のインフルエンサーにとって標準的な技術であり、虚偽というよりは高度な映像演出の範疇です。
第二に、その後発売された写真集『ラヴズ オンリー ユウ』での素顔は、過度な加工を排した自然なメイクで撮影されており、愛嬌のある目元と整った顔立ちが確認できます。ファン層からは「マスクがなくても普通に可愛い」「報道の写真が悪意の切り抜きだっただけ」と再評価する声も多く寄せられました。
ネット空間特有の「過剰な持ち上げ」と、事件発覚による「過剰な叩き」という両極端のギャップが生じたことこそが、広瀬ゆうという配信者が巻き込まれた情報環境の歪みであったと言えます。