2000年代初頭のうどんブームを決定づけた映画『UDON』。メガホンをとった本広克行監督が劇中で描いた、田園地帯に突如として現れる大行列や、製麺所のディープな空気感のモデルピースとしても語り継がれている。映画の公開以降、讃岐うどんは単なる郷土料理の枠組みを飛び越え、全国的なカルチャーへと押し上げられた。
YouTubeをはじめとする動画プラットフォームでも、連日のように現地の臨場感を伝えるクリエイターの動画が投稿されている。画面越しに伝わる麺の躍動感や、無骨な厨房の息遣い。メディアが多様化した現在もなお、この店が放つオーラは色あせるどころか、新たな世代の探訪者たちを惹きつけてやまない。