嵐のメンバーが歩んできた結婚の歩みを正しく把握するには、当時のグループを取り巻く社会的文脈と、時系列に沿った発表のタイミングを振り返る必要があります。
2019年11月12日:二宮和也の電撃発表と活動休止前の波紋
口火を切ったのは二宮和也でした。2019年1月27日に「2020年12月31日をもってグループ活動を休止する」という記者会見を開き、日本中が騒然となる中、デビュー20周年記念のメガドームツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の真っ最中であった2019年11月12日夜、ファンクラブ会員向けの直筆メッセージと報道各社への書面をもって結婚を発表しました。
ツアー完走前というタイミングでの発表は、ファンの間でも歓迎と困惑の双方が激しく渦巻き、当時の週刊誌やワイドショーでも異例の事態として連日トップニュースで報じられました。本人が直筆の手記で「一人の男としてケジメと決断」と綴った背景には、長年育んできたパートナーとの将来に対する強い覚悟がありました。
2021年9月28日:前代未聞「櫻井翔・相葉雅紀の同日W結婚発表」
グループが公約通り2020年末で活動を休止し、それぞれの個人活動が軌道に乗り始めた翌年秋、芸能史に残る出来事が起こります。2021年9月28日17時、櫻井翔と相葉雅紀が同時に結婚を発表したのです。
同じグループのメンバー2人が同時に結婚を発表するケースは前代未聞であり、NHKがニュース速報のテロップで「櫻井翔と相葉雅紀が結婚」と報じたことで、SNS上では一瞬「2人が結ばれたのか」と勘違いするユーザーが続出するほどの騒動となりました。関係者の証言によると、この同時発表は、メディア報道の分散を防ぎ、グループのファンクラブ会員への精神的負荷を「一度の慶事」として受け止めさせたいという、極めて緻密なファンファーストの配慮に基づく戦略的決断だったと伝えられています。