初期のラフスケッチを観察すると、外見や雰囲気も現在とは大きく異なっていたことがわかる。没デザインにおける彼は、どこか陰のある悪役特有の鋭い眼光を持ち、衣装や立ち姿にも荒々しさが際立っていた。三刀流という唯一無二のスタイルも、この試行錯誤の過程で磨き上げられたものだ。
尾田栄一郎は、キャラクターの根底にある「芯の強さ」と「武士道精神」を残しつつ、ルフィの信念に共鳴する相棒へとシフトさせた。単なる悪党の用心棒から、世界一の剣豪を目指す男への変更。このデザインと設定のブラッシュアップが、王道の少年漫画としての熱量を一気に高める結果となった。