劇場版や特別企画作品においても、吹き替えチームのこだわりは遺憾なく発揮されている。特に映画『スポンジ・ボブ: 逃亡ミッション』では、最新の3DCG映像に負けない圧倒的な声の演技が話題を呼んだ。大画面での鑑賞に耐えうる立体的なサウンド設計と、キャスト陣の熟練した掛け合いは目を見張るものがある。
コメディ・アニメーションというジャンルにおいて、言語の壁を超えて笑いを生み出す作業は容易ではない。文化的なジョークを日本の視聴者に合わせて自然に翻訳し、かつテンポ感を損なわずに発声する技術。本作はまさに、海外アニメ吹き替えのひとつの到達点と言えるだろう。