乳幼児の食事で最も配慮すべきは窒息リスクだ。1歳の口腔環境はまだ未発達で、前歯で噛み切れても奥歯でつぶす力が弱い。特に食パンは唾液を吸うと水分を奪い、上顎や喉の奥に張り付きやすい特性を持つ。そのため、調理時の切り方とパン選びにはプロの工夫が欠かせない。
事故を防ぐ基本は、パンの「切り方」と「水分補給」にある。耳をきれいに切り落とすのは当然として、幅1.5cmから2cm程度の「スティック状」にカットするのが最も安全とされる。丸飲みしにくい長さでありつつ、手で握りやすい絶妙なサイズ感だ。さらに、水分を少し含ませる工夫として、具材にペースト状の野菜やヨーグルトを活用すると、喉越しが滑らかになり事故防止につながる。