「朝の健康観察表の回収から始まり、授業プリントの印刷、副教材の仕分け、放課後の校内見回りや消毒作業まで、息をつく暇もありません」――都内の公立小学校に勤務する40代の女性スタッフは、額の汗を拭いながらそう明かした。教員の負担軽減へ向けた制度改定が急ピッチで進むなか、教育現場の生々しいリアルを取材すると、華やかなスローガンの裏でスタッフが抱える過密なスケジュールが浮き彫りになる。
文部科学省が進める「学校における働き方改革」の旗印の下、現場への補助人員投入は最優先課題とされてきた。阿部俊子文部科学大臣をはじめとする教育行政のトップも人員確保への注力を継続して表明しているが、自治体ごとの予算規模や学校長のマネジメント能力によって、サポートスタッフへの業務依存度には極端なバラつきが生じているのが実情だ。