かつての竪川は、高度経済成長期の都市化に伴い水質悪化が進み、首都高速道路の建設によって水面の大半が覆われるなど、暗く影のある空間へと追いやられていた。この停滞した状況を打開すべく立ち上がったのが江東区役所と東京都建設局だ。
首都高速道路株式会社との緊密な協議を経て推進されたのが、歴史的な「竪川水面・高架下再開発事業」である。高架下の暗がりを解消し、水辺の親水性と緑地を融合させるという前例のない試みは、行政と民間企業が一体となった都市再生の金字塔となった。
この広大なイノベーションを支えたのが、最先端の技術を誇る都市緑化・造園産業の存在だ。日照量が制限される高架下という過酷な環境下でも力強く育つ特殊な樹種や下草の選定、土壌改良技術が見事に結実し、一年を通じて青々とした緑が広がる快適な空間が生み出された。