受験者の行動パターンを変えたもう一つのイノベーションが、コンピューターで受験する英検S-CBTの急速な定着である。従来型の紙ベースの試験が年に3回に限られていたのに対し、S-CBTは週末を中心に年間を通じて頻繁に実施される。この利便性の高さが、忙しい社会人や受験生の参入障壁を劇的に下げた。
資格試験市場全体を見渡しても、このようにフレキシブルな受検環境を提供できる検定システムは極めて強力だ。スピーキング試験も同日中に完了するため、タイトなスケジュールの中で結果を出したい層から絶大な支持を集めている。受検機会が増えたことで、1年間に複数回挑戦してステップアップを目指す戦略的な受験者が増え、結果として年間延べ受験者数の押し上げに大きく寄与している。