メール時代までは、1通の文章を丁寧に推敲して送ることが美徳とされていた。ところが、SlackやTeams、LINE WORKSなどのチャットツールが主軸となった2020年代半ば以降、コミュニケーションの単位は「手紙」から「会話」へとシフトした。スマホの通知画面で1秒で確認し、絵文字やワンタップのリアクションスタンプで返信するスタイルが日常化している。
こうした環境下で「承知いたしました。迅速に対応させていただきます」という重厚な定型文を入力することは、時に無駄なタイムラグを生むと捉えられがちだ。「了解です!」の一言で素早くボールを打ち返すテンポ感が好まれる現場も確実に増えており、かつての絶対的なマナー基準が揺らぎ始めている。