ファスナーのトラブルは一見すると全壊に見えても、実は軽微な歪みが原因であるケースが多々あります。修理作業に入る前に、手元のジッパーがどの状態にあるかを確認しましょう。
代表的なトラブルは以下の3パターンに大別されます。
1. チャックを閉めても後ろから開いてしまう(噛み合わせ不良)
スライダー内部の金具が長年の使用で広がり、務歯(ギザギザの歯)を噛み合わせる圧力が不足している状態です。この場合はパーツを買い替える前に、ラジオペンチでスライダーの後端を左右から軽く均等に締め直すだけで、即座に元通り噛み合うようになるケースが半数以上を占めます。
2. 引き手(ツマミ)だけが金属疲労で折れた
スライダー本体が生きていれば、100均の「ファスナー引き手交換パーツ」を丸カンやフック部分に引っ掛けるだけで数秒で修理が完了します。
3. スライダーが完全に外れた・割れて脱落した
この状態こそが「スライダー交換」の出番です。後述するサイズ確認を行った上で、挟み込みタイプまたは正規スライダーを装着し直します。