顎肉の定着に拍車をかけているのが、長時間のスマートフォン操作やデスクワークに起因する姿勢の悪化です。肩が内側に入り込む「巻き肩」や背中が丸まる「猫背」の状態が続くと、頭部が胴体より数センチ前方に突き出たアライメントになります。
成人における頭部の重量は約4〜6kgとされていますが、頸部が30度前傾するだけで首にかかる負荷は約18kg、60度では約27kgまで跳ね上がります。この強烈な負荷に対抗するため、首の後ろの筋肉(僧帽筋・頭板状筋など)が過度に緊張する一方、前側の広頸筋は縮んで血流やリンパの流れが著しく停滞します。その結果、老廃物と水分が顎下に滞留して強烈なむくみを引き起こし、脂肪の線維化を促進させてしまうのです。