歴代記録を語る上で欠かせないのが、1978年の第1回放送だ。集まった募金額は11億9,011万8,342円。物価水準の違いを考慮すれば、実質的な熱量は2011年に匹敵、あるいはそれを凌駕していたかもしれない。
当時、日本テレビ放送網が開局25周年記念として立ち上げた24時間テレビ 「愛は地球を救う」は、業界内外から「チャリティー番組など日本では絶対に成功しない」と冷笑されていた。その下馬評を覆したのが、総合司会を務めた萩本欽一の熱量だ。萩本は自らの知名度と話術を注ぎ込み、視聴者の胸元に直接語りかけた。日本武道館の前に小銭を握りしめた子どもたちや家族連れの長蛇の列ができた光景は、日本のテレビ史における決定的な転換点となった。