旅の疲れを解き放つのは、開湯1300年以上の歴史を誇る那須温泉郷の湯脈だ。鹿が傷を癒やしたとされる名湯「鹿の湯」の白濁した濃厚な硫黄泉から、山間に湧き出る秘湯まで、七つの異なる源泉が点在する。この湯の街が今、国内温泉リゾートの新たな旗手として注目を集めている理由は、歴史ある湯治場カルチャーと現代建築・アートの見事な融合にある。
世界的な建築家・隈研吾氏が手がけた石美術館 STONE PLAZAをはじめ、地域の自然素材である芦野石や木材を生かした美しい建築群が街の景観に溶け込む。モダンな意匠を取り入れたブティックホテルや、源泉かけ流しの露天風呂を備えた隠れ家のような高級ヴィラが次々と誕生し、静謐なプライベート時間を求める大人の旅行者を魅了してやまない。