円周率暗記のギネス世界記録は何桁?10万桁非公認の真相と記憶術の極意

円周率暗記のギネス世界記録は何桁?10万桁非公認の真相と記憶術の極意

円周率暗記のギネス世界記録は何桁?10万桁非公認の真相と記憶術の極意の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

一般的な人間の短期記憶(ワーキングメモリ)が一度に保持できる数字は、マジカルナンバーとして知られる「7±2個(近年の研究では4個前後)」に過ぎません。それにもかかわらず、なぜ7万桁や10万桁もの数字を長期記憶として定着させ、自由自在に引き出すことができるのでしょうか。

1. 独自の「物語変換法(語呂合わせの極致)」

原口氏が考案したのは、0から9までの数字にそれぞれ複数の平仮名を割り振り、連想される言葉を繋いで壮大なストーリーを紡ぎ出す方法です。

例えば、「0=お・あ・わ」「1=い・ひ・ち」「2=ふ・じ・に」のように設定し、100桁、1,000桁単位でオリジナルの冒険譚や歴史絵巻のようなストーリーを頭の中に構築します。「数字を暗記している」のではなく、「自分が創作した何万行もの超大作小説を朗読している」感覚に近い状態を作り出すのです。

2. 場所法(記憶の宮殿・ジャーニー法)との融合

世界記憶力選手権(World Memory Championships)の出場者やスレシュ・クマール氏など多くの達人が用いるのが、古代ギリシャ発祥の「場所法(Method of Loci)」です。自分が熟知している街並み、自宅の部屋、通勤ルートなどに、変換した数字のイメージを順番に配置していきます。

暗唱する際は、頭の中でそのルートを散歩しながら、道端や家具の上に置いてあるイメージを1つずつ回収して数字へと再変換していきます。脳の「空間認識を司る海馬」をフル活用することで、無機質な数字が強烈なエピソード記憶へと昇華される仕組みです。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。