アパホテルはなぜ狭い?あえて狭い設計思想の真相と快適に過ごす知恵

アパホテルはなぜ狭い?あえて狭い設計思想の真相と快適に過ごす知恵

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アパホテルを語る上で欠かせないのが、多くの都市型店舗に導入されている大型人工温泉大浴場「玄要の湯」の存在です。実は、この大浴場の設置方針と「客室の狭さ」は密接に連動しています。

アパホテルの客室ユニットバスは、通常のホテルよりも非常にコンパクトに造られており、卵型の浴槽(オリジナルユニットバス)を採用することで約20%の節水を実現しています。部屋のバスルームを必要最低限のサイズに留める代わりに、ホテル館内に広々とした大浴場を用意し、宿泊客に足を伸ばして入浴できる環境を提供しています。

これは都市建築における「機能の分散配置アプローチ」です。「部屋の中で全てを贅沢に賄おうとすると部屋代が高騰する。ならば、睡眠とプライベート作業はコンパクトな部屋に集中させ、リフレッシュや入浴は共用部の大浴場に集約させる」という明確な役割分担が成立しています。部屋の狭さに最初は不満を抱いた宿泊客も、最上階や1階にある開放的な大浴場を利用することで、トータルの滞在満足度が大きく跳ね上がる仕掛けになっています。

山田 真由
著者

山田 真由

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