満月の夜になると、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSは、美しい夜空の写真とともに「#バックムーン」「#満月」のハッシュタグで溢れかえります。しかし、投稿された写真を子細に見ていくと、「肉眼では巨大で綺麗だったのに、スマホで撮ったらただの白い点にしかならなかった」「白飛びしてただの電球にしか見えない」という落胆の声が毎年数多く寄せられています。
7月満月 ネットの反応を定点観測すると、夏の満月特有の湿気や薄雲に悩まされるユーザーが少なくありません。そこで、一眼レフや高価な天体望遠鏡を持たない一般ユーザーでも、手持ちのスマートフォンだけで月の模様(クレーターの陰影やウサギの餅つき模様)を鮮明に写し取るためのバックムーン スマホ撮影の秘訣をまとめました。
- オート撮影に頼らず「露出補正(明るさ)」を下げる:
スマホカメラは夜空の暗さに画面全体を合わせようとするため、強烈な光を放つ満月は確実に白飛びします。画面上の月をタップしてピントを固定(AE/AFロック)した後、表示される太陽マークのスライダーを一番下近くまでドラッグして画面を暗くします。これだけで月の陰影がクッキリと浮かび上がります。 - デジタルズームは「光学望遠の限界」に留める:
無理に30倍や50倍まで拡大すると画像が荒れて油絵のようになります。スマートフォンの光学レンズ倍率(3倍や5倍)を基準にし、撮影後にトリミング(切り抜き)を行う方が遥かに解像度の高い仕上がりになります。 - 夜景モード(ナイトモード)はあえてOFFにする:
ナイトモードは暗い場所を明るく見せるための長時間露光機能です。満月自体は非常に明るい被写体であるため、ナイトモードが作動するとブレや白飛びの原因になります。通常写真モードで撮影するのが成功のコツです。 - 壁や手すりを利用して手ブレを徹底的に防ぐ:
ズーム撮影時の微小な手ブレは解像度を一気に破壊します。三脚がない場合は、手すりや地面、ベンチなどに肘やスマホ本体を密着させて固定し、セルフタイマー(2〜3秒)を使ってシャッターボタンを押す際の揺れを回避します。