ネモフィラの代表的な花言葉である「どこでも成功」と「可憐」には、植物としての強靭な生命力と、見る者を惹きつける独特の形態美がダイレクトに反映されています。
北米原産のネモフィラは、ハゼリソウ科(旧ムラサキ科)に属する一年草です。カリフォルニア州の乾燥地帯や礫質土壌といった、植物にとって決して恵まれていない過酷な環境下でも、地面を這うように茎を伸ばして群落を形成します。「荒れた土地や厳しい環境であっても、確実に根を下ろし美しい花を咲かせる」という並外れた適応力と繁殖力から、「どこでも成功」という力強い花言葉が名付けられました。
一方、「可憐」という花言葉は、その愛らしい花姿と英語圏での呼び名に深く結びついています。欧米において、青いネモフィラは親しみを込めて「Baby blue eyes(ベイビーブルーアイズ=赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれます。春の柔らかな日差しを浴びて咲く透き通ったスカイブルーの花弁と、中心部の白いグラデーションが、まるで純真無垢な赤ん坊の澄んだ瞳のように見えることから名付けられました。この愛称が日本へと輸入される際、「可憐」という情緒豊かな日本語の花言葉へと昇華されたのです。