家庭菜園のスタートとして、小ネギはベランダ菜園の初心者向け野菜の代表格です。病害虫に比較的強く、狭いスペースや浅いプランターでも根を張るため、日当たりの限られたマンション住まいでも手軽に始められます。
種から育てる場合、小ネギの種まき時期は春(3月〜5月)と秋(9月〜10月)の年2回が適期です。特に発芽適温が15〜20度前後の秋まきは、害虫の発生が落ち着くため管理が格段に楽になります。すじまき(溝を掘って種を均一にまく方法)で軽く土をかぶせ、発芽までは土の表面を乾かさないよう管理するのが発芽率を高める鉄則です。
なお、店頭で見かける「万能ねぎ」や「わけぎ」との違いを整理しておきましょう。「万能ねぎ」は福岡県産小ネギのブランド商標であり、植物学上は同じ葉ネギ(青ネギ)です。一方、「わけぎ」はネギとタマネギの交雑種で、種ではなく球根から育てる別品種になります。両者の特性を把握しておくと、苗や種を選ぶ際に迷いません。