大人の手足口病はなぜ重症化?歩けない発疹・爪剥がれと出勤停止の目安

大人の手足口病はなぜ重症化?歩けない発疹・爪剥がれと出勤停止の目安

大人の手足口病はなぜ重症化?歩けない発疹・爪剥がれと出勤停止の目安の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

Q1:大人の手足口病で命に関わるような合併症や入院リスクはありますか?
A1:頻度は低いものの存在します。手足口病の原因ウイルスのうち、特にエンテロウイルス71(EV71)は中枢神経親和性が高く、無菌性髄膜炎、脳炎、急性弛緩性麻痺といった重篤な神経系合併症を引き起こすことがあります。「激しい頭痛」「度重なる嘔吐」「視線が合わない・意識の混濁」が見られる場合は、即座に救急外来を受診してください。また、喉の激痛で経口摂取が完全に途絶え、脱水症状に陥った成人が点滴管理のため入院する事例は珍しくありません。

Q2:子どもの頃に手足口病にかかった記憶がありますが、なぜ大人になって再感染するのですか?
A2:手足口病を引き起こす原因ウイルスが単一ではないためです。コクサッキーウイルスA16型、A6型、A10型、エンテロウイルス71型など複数の異なる血清型が存在します。過去にある特定の型に感染して生涯免疫を獲得していても、別の型のウイルスに曝露すれば容易に感染・発症します。そのため、一生のうちに複数回罹患する可能性があります。

Q3:市販薬で手足口病を根本的に治す特効薬は売っていますか?
A3:市販薬・処方薬を問わず、手足口病のウイルスそのものを直接退治する抗ウイルス薬は世界中に存在しません。したがって、ドラッグストアで購入できる総合感冒薬や風邪薬でウイルスを消し去ることは不可能です。市販薬を活用する場合は、喉の痛みや頭痛を抑える鎮痛解熱薬(アセトアミノフェンやイブプロフェン等)や、患部を保護する口内炎パッチなどを対症療法として使い、自身の免疫力でウイルスが排除されるのを待つことになります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。