ドラゴンボールの公式設定において、かめはめ波は「体内の潜在エネルギー(気)を両手の手のひらに凝縮させ、一気に外部へと放出する衝撃波」と定義されています。単なる腕力や火薬の爆発ではなく、自己の精神力と肉体エネルギーを極限まで同調させる技術であるため、使用者の戦闘力の上昇に伴ってその破壊規模は惑星を粉砕するレベルへと指数関数的に跳ね上がります。
世界中の子どもたちが真似をしたかめはめ波の撃ち方とポーズには、武術的にも理にかなった身体操作のプロセスが組み込まれています。基本動作は以下の4ステップで構成されます。
1. 腰を深く落として重心を安定させ、両手の手首を合わせて腰の横に引く。
2. 「か・め・は・め…」の発声とともに、手のひらの中に青白い光球(気の結晶)を練り上げる。
3. 呼吸を極限まで溜め込み、全身の神経を両掌の中心点へと集中させる。
4. 「波ーーッ!」の掛け声とともに両手を正面へ力強く突き出し、蓄積した全エネルギーを一気に放射する。
このポーズは、重心移動と丹田(下腹部)への意識集中を視覚的に表現した見事な様式美であり、悟空はこの基本形を応用して「足から放つ足撃ちかめはめ波」や、弾道を意図的に曲げる「曲がるかめはめ波」など、天才的な戦術の幅を見せつけることになります。