乗車時の決済手段にも注意が必要です。都市圏からの出張者が遭遇する最大の壁が「全国相互利用交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCAなど)」の制約です。鹿児島県内のバス路線では、長年にわたり独自の地域ICカードであるいわさきICカードや南国交通独自のシステムが主流であり、全国共通ICカードがそのまま使えない車体が散見されてきました。
利便性を補う形で急速に普及したのが、クレジットカードタッチ決済(Visa、Mastercard、JCB、American Express等)の導入です。現在運行されている空港連絡バスの主要車両には車載読み取り端末が配備されており、手持ちのタッチ決済対応カードやスマートフォンをリーダーにかざすだけでスムーズに乗車・降車が完了します。
一方、地元住民や頻繁に往復するビジネスパーソンには、チャージ時のプレミア付与率が高い「いわさきICカード」や回数券を活用したバス運賃割引が選ばれています。短期滞在の観光客や出張者は、チャージ残額を気にする必要がないクレジットカードタッチ決済を利用するのが最もスマートです。