英霊としてのエミヤが持つ「無限の剣製」は、宝具ランクとしては「E〜A++」と極めて特殊な評価を受けます。彼自身には英雄としての固有の武器(神話上の聖剣など)が存在せず、生涯で記録した数千に及ぶ武具のレプリカそのものが宝具となっています。
複製された武具はオリジナルより1ランク劣化するという制約があるものの、相手の弱点に合わせた属性の剣を選び放題である点や、「偽・螺旋剣(カラドボルグII)」のように矢として放ち爆発させる「壊れた宝具(ブロークン・ファンタズム)」の戦術は極めて強力です。
一方で、セイバーのような卓越した技量と神話級の身体能力を持つ純粋な近接戦闘サーヴァントや、結界そのものを吹き飛ばす対界宝具を持つ相手には真っ向勝負で押し切られる脆さも抱えています。万能でありながら決して無敵ではないという絶妙なバランスが、エミヤというキャラクターの職人的な魅力を引き立てています。