ロンドンと東京の距離は約9,500キロメートル。経度差によって生じる時間のズレは、イギリスが採用している標準時体系によって年2回変化します。イギリスの標準時はグリニッジ標準時(GMT: Greenwich Mean Time)、または協定世界時(UTC+0)を基準としており、対する日本標準時(JST)は「UTC+9」です。したがって、冬の標準時期間中におけるイギリスと日本の時差は9時間となります。
一方、日照時間が長くなる春から秋にかけて導入されるのが英国夏時間(BST: British Summer Time)です。時計の針を1時間進めて「UTC+1」とするため、この期間のイギリスと日本の時差は8時間へと縮まります。常に日本の方が時間を早く進めているため、「イギリスは日本より時間が遅れている」と把握しておくと混乱を防げます。
たとえば、日本が正午(昼の12:00)のとき、冬時間のロンドンは同日深夜の午前3:00、夏時間であれば午前4:00です。日付が変わるタイミングも日本が先に迎えるため、現地とコミュニケーションを取る際は「相手はまだ前夜、あるいは早朝を過ごしている」という感覚を持つことがトラブル回避の第一歩となります。