菱の実を生で食べると危険!栗超えの幻の伝統食、栄養と正しい茹で方を徹底解説

菱の実を生で食べると危険!栗超えの幻の伝統食、栄養と正しい茹で方を徹底解説

菱の実を生で食べると危険!栗超えの幻の伝統食、栄養と正しい茹で方を徹底解説の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

古来、中国の漢方薬「菱角(りょうかく)」としても珍重されてきた菱の実は、優れた栄養価を誇ります。主成分である上質なデンプンに加え、エネルギー代謝をサポートするビタミンB群、余分な塩分を排出するカリウム、現代人に不足しがちな鉄分や亜鉛といったミネラルがバランス良く含まれており、滋養強壮や疲労回復に役立ちます。

近年特に注目されているのが、菱の実の外皮に含まれる特有のポリフェノール(ヒシエキス)です。老化の元凶となる「糖化(AGEsの生成)」を強力に抑制する抗糖化作用や、高い抗酸化作用が学術研究でも報告されています。殻を乾燥させて煎じた「ヒシ茶」は、血糖値の上昇が気になる層やエイジングケアを意識する人々の間で高い支持を集めています。

ちなみに、3月の桃の節句に飾られる「菱餅」の由来もこの菱の実に関係しています。かつては菱の実の粉を練り込んで作られており、水底から力強く芽を伸ばす生命力から「無病息災」「厄除け」「子孫繁栄」を祈願する象徴とされていました。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。