「学資保険を申告すると、実際に手元へいくら還付金として戻ってくるのか」を正確に把握している人は多くありません。生命保険料控除は「支払った保険料がそのまま手元に戻る制度」ではなく、「課税対象となる所得から一定額を差し引き、その金額に自身の税率を掛けた分だけ税金が安くなる仕組み」です。
新制度における一般生命保険料控除の控除額は、年間支払保険料に応じて段階的に計算され、年間8万円超の払込で上限となる「所得税4万円・住民税2.8万円」に達します。月額1万円(年12万円)前後の学資保険に加入している家庭であれば、学資保険単体で上限額に到達します。
一般的な会社員家庭(年収500万円〜600万円台、所得税率10%)を想定した場合、年末調整によって12月の給与で直接還付される所得税は約4,000円です。さらに翌年6月から天引きされる住民税が約2,800円軽減されるため、合算した節税効果は年間約6,800円となります。18年間の加入期間をトータルで見れば、約12万円以上の現金を回収できる計算になり、家計にとって決して無視できない利回り効果をもたらします。