不調を感じていながらも、自身の首が実際にストレートネックの状態にあるのか把握できていない人は珍しくありません。整形外科を受診する前に、まずは壁を使った簡易テストで状態を把握することが先決です。
誰でもその場で行えるストレートネックセルフチェック方法は以下の手順です。
- かかと、お尻、肩甲骨の3点を壁にぴったりと密着させて直立します。
- 顎を軽く引いた状態で、リラックスして前方を向きます。
- このとき、「後頭部が自然に壁へ触れているか」を確認します。
意識して首を後ろへ倒さないと後頭部が壁につかない、あるいは後頭部をつけると顎が上がって首の後ろに強い圧迫感を覚える場合、すでにストレートネックが進行している可能性が極めて高いと判断できます。
医学的知見に基づくと、ストレートネック原因と症状には明確な力学的相関が存在します。頭部が本来の位置より前にわずか15度傾くだけで、首にかかる負荷は約12kg、45度傾けば約22kg、60度では約27kgに達します。これは小学校高学年の児童を首の上に乗せているのと同等の負荷です。この強烈なストレスが持続することで首周辺の血流が阻害され、頑固な筋緊張、めまい、吐き気を伴う緊張型頭痛へと発展していきます。