舞台上の役者の熱気や細やかな視線、衣装の擦れる音までダイレクトに届くのが1階席の醍醐味です。最前列から7〜8列目付近までは文句なしの臨場感を誇り、オペラグラスなしでも演者の毛穴や汗、涙まで肉眼で鮮明に捉えられます。
花道を堪能したい観客にとってのおすすめ神席は、間違いなく1階下手の通路側席(特に花道沿いの7番・8番あたり)です。役者が花道で立ち止まり見得を切る際やすっぽんからせり上がってくる瞬間は、まさに目の前で繰り広げられる奇跡のような瞬間を体験できます。舞台視界に関するネットの反応でも「花道真横に入れた日は記憶が飛ぶほど圧倒された」と熱烈な支持を集めています。
一方で注意したいのが、1階席中盤から後列にかけての視界です。新橋演舞場の1階席は、13列目あたりから段差(スロープ・傾斜)がつく構造になっていますが、傾斜自体はそれほど急ではありません。そのため、1階後列では前に座る人の座高によって中央の視界が遮られる「頭被り」のリスクが少なからず存在します。後方列を引いた場合は、前の人の頭と頭の間から舞台を狙う感覚になる点を心得ておくと焦らずに済みます。