医療機関で受ける糖尿病検査は、採血と採尿が基本骨子となります。健康診断の結果を精査する上で、医師が必ず確認する2大指標が「空腹時血糖値」と「HbA1c」です。
空腹時血糖値検査は、採血した瞬間の血液中のブドウ糖濃度を測る指標であり、正常域は110mg/dL未満と定められています。一方、HbA1c基準値は、赤血球中のヘモグロビンにブドウ糖が結合した割合を示すもので、過去1〜2カ月間の平均的な血糖状態を反映します。国際標準のNGSP値において、HbA1cが6.5%以上を示すと「糖尿病型」と判定されます。
また、境界型糖尿病(糖尿病予備群)が疑われる場合には、ブドウ糖液を飲んで経時的な血糖の上下を測定する「経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)」が実施されます。この試験により、インスリンの分泌タイミングや量が的確に把握できます。
気になる糖尿病検査の費用は、健康診断の「要再検査・要精密検査」の判定結果通知書を持参して受診すれば、健康保険が適用(原則3割負担)されます。初診時の窓口支払額の相場は以下の通りです。
・初診料+血液検査+尿検査:約3,000円〜4,500円(3割負担)
・経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)を追加した場合:約4,500円〜6,500円(3割負担)
・管理栄養士による初回の栄養食事指導料:約780円〜1,000円追加(3割負担)
※自覚症状や健診の指摘が全くない状態で「念のため個人的に受けてみたい」と申し出た場合は自費診療(全額自己負担:約10,000円〜15,000円前後)となることがあるため、健診結果表を持参することが経済的にも極めて重要です。