公認会計士と税理士の違いを徹底比較!年収・難易度とキャリアの実態

公認会計士と税理士の違いを徹底比較!年収・難易度とキャリアの実態

公認会計士と税理士の違いを徹底比較!年収・難易度とキャリアの実態の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」や日本公認会計士協会、国税庁公表の統計データ、および業界大手エージェントの集計データをもとに、公認会計士と税理士の待遇と試験環境を客観的に比較した表が以下となります。

項目公認会計士税理士編集部の見解・評価独占業務財務書類の監査証明業務税務代理・税務書類作成・税務相談市場の番人(公認会計士)か、経営者の味方(税理士)かで立ち位置が正反対。平均年収水準約900万〜1,100万円
(監査法人シニア〜マネージャー層)約650万〜850万円
(税理士法人勤務税理士)初任給および30代前半までの給与水準は公認会計士が優位。独立後の上限は両者ともに青天井。試験形式・学習時間一括合格型(短答+論文)
約3,000〜4,000時間(2〜3年)科目合格制(5科目到達)
約4,000〜5,000時間超(3〜7年)専念できる学生は公認会計士、社会人で働きながら挑むなら税理士が適する。最終合格率出願者ベースで約7〜10%各科目約10〜15%
(官報合格率は実質2〜3%)倍率の絶対値は税理士の5科目完全突破が極めて過酷な長期レースとなる。キャリアの出口監査法人、上場企業CFO、FAS、PEファンド税理士法人、独立開業、中小企業顧問コーポレートファイナンス系なら公認会計士、地域密着の独立なら税理士。

年収の違いを掘り下げると、初期キャリアにおける格差は明白です。Big 4を中心とする大手監査法人は新卒・未経験の合格者であっても初年度から年収550万〜650万円前後を提示し、マネージャーへ昇格すれば30代前半で1,000万円の大台を突破するのが一般的です。一方、中堅・小規模な税理士法人の勤務税理士は年収400万〜500万円前後からスタートすることが多く、組織勤務の段階では給与水準に一定の開きが見られます。

ただし、独立開業を視野に入れた瞬間にこの力関係は逆転し得ます。日本税理士会連合会の実態調査等でも示されている通り、自ら事務所を構えて優良な顧問先を数十社確保した税理士は、個人で年収2,000万〜3,000万円以上を稼ぎ出す事例が豊富に存在します。監査証明という業務の性質上、大組織に属さなければ案件を受注しにくい公認会計士に対し、税理士は「個人の看板」で生涯にわたって安定したストックビジネスを築きやすいという強みを持っています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。